「防音工事をするとどれ位部屋が狭くなりますか?」
よく聞かれる質問です。
play toneの防音工事はお部屋全体を防音するので、ユニット式の防音室を設置するよりもはるかに効率的にお部屋を使うことができます。
また、梁によってデッドスペースが発生することもありません。そうは言っても新たに遮音壁を作りますので、もとのお部屋よりも狭くなることは確かです。
ではどれ位狭くなるのでしょうか。
左は遮音壁の工事中の写真ですが、黄色い吸音材の奥に元の壁があります。
「元の壁」~「黄色い吸音材の空気層」~「遮音壁」となり、その厚さは約14cmです。お部屋の壁が4面とも約14cm内側に出てくるというわけです。
例えば、4m×2.5mのお部屋の場合、面積は10㎡で約6畳です。14cmづつ狭くなったとすると全体で約1.74㎡狭くなりますから約1畳強狭くなるということです。
このように6畳間であれば約1畳位狭くはなりますが、ユニット式のように無駄なスペースができることはありません。また、クローゼットや本棚などの造作もできますのでお部屋を有効に使うことができます。
畳の面積について少し話しますと、先ほどは1.65㎡を1畳と考えましたが、今販売中のマンションの室内平面図などでは1畳が1.4㎡~1.55㎡前後で計算されているようです。いわゆる「団地間」と言われる畳は85cm×170cmで1.445㎡です。建売住宅やマンション購入の検討時は販売会社によって1畳の面積が違いますので注意が必要です。
今回は防音室の面積について書いてみましたが、これからも防音工事のヒントとなるようなことを考えていきますので宜しくお願いします。