これまで部分的な防音のご相談をいただいたても、丁重にお断りをしてきました。
防音工事の場合、たとえば床だけ、壁だけを対策したとしても効果が弱く、
1.工事後の遮音性能予想を数値化しにくい。
2.お客様の持っている遮音感覚と完成後の遮音性能にギャップができる可能性がある。
3.コストパフォーマンスが低くなるケースが多い。
などが理由です。
ですが・・・
とりあえず2重サッシ(内窓)を取付けて効果をみたいとか、隣の部屋の音が気になるので既存の扉を防音ドアに変更したいなどのご相談が多くあることから、「とりあえず少しでも」というプランを企画しました。
さっそく先日、ピアノの部屋とリビングの間の引き戸を防音ドアに変更するという工事を行いました。
工事前の扉はこんな感じの引き戸です。遮音測定ではD-15とほとんど筒抜けの状態です。
既存の枠をうまく加工して防音ドアを取付ました。
これはリビング側から見た写真です。
防音ドアの色やデザインも違和感なく、遮音測定ではD-30と予想以上の効果にお客様にも大変喜んでいただきました。
今は全体の防音工事はできないけれど、「とりあえず少しでも」とお考えの方がいらっしゃいましたら、
お気軽にご相談ください。