新築一戸建ての取付工事
今回は湘南方面での防音インナーサッシの取付工事です。新築1戸建てをご購入されたお客様の演奏室です。サックスなどの管楽器とピアノの演奏です。
当初はお部屋全体の防音工事を行う予定で様々なプランを練っていたのですが、諸事情の結果、とりあえず開口部である3か所のサッシに防音インナーサッシを取り付けることになりました。
左側の2連窓は外開き戸、右側は引違いサッシです。外開き戸は開閉ハンドルが窓枠部分に張り出してきていて、取り付けるインナーサッシの枠と干渉してしまうため、短いストロークのものに交換して取り付けました。
使用したガラスは遮音フィルムをサンドイッチした合わせガラスで合計12.8mmの厚さがあり、すぐれた構造を持ったサッシとともに高い遮音性能を発揮します。
取付後は色もデザインも元のお部屋に完全にマッチして、インテリア上もまったく違和感のない仕上がりになりました。工事前と工事後に遮音測定をいたしましたが、工事前がD-25~D-30だった開口部が工事後は、D-35~D-40へと遮音性能がアップいたしました。
通常の木造住宅の場合、壁の性能がD-35~40ですので、窓の無いお部屋と同様の性能を持ったことになります。しかしながらこの性能は、サックスやピアノを不安なく演奏できるレベルとは言えません。演奏時間や音量を気にせず演奏するには、やはりお部屋全体の防音工事が必要になってきますね。