省エネと照明~play toneのエコな取り組み~

play toneは温室効果ガス排出削減を目指す「チーム・マイナス6%」に参加しています。
昨日、「チーム・マイナス6%」が主催する「省エネ照明シンポジウム」が行われ、
私も行ってきました。

東京タワーのライトアップで有名な照明デザイナーの石井幹子さんや建築家中西ヒロツグさん、日大工学部の教授など5名の専門家のパネルディスカッションが行われました。

内容は、照明を作るメーカー、照明空間を設計するデザイナー、照明を使う消費者がそれぞれの立場でどのような工夫をして、省エネをしながら心地よく暮らしていけるかを考えるというものでした。

日本では、オフィスにしても家の中にしても一日中明るすぎるのではないか、
また、無秩序なネオンや空に向かって光る街灯など、無駄な照明が多いのではないか、
太陽の光や火(キャンドルとか)など自然をもっと取り入れたらどうか、
など共感できるお話が沢山ありました。
(個人的にはライトアップイベントも不要だと思います。)

ヨーロッパというと暖かいオレンジの光のイメージですがEUでは近く白熱灯の生産が禁止になるそうです。かわって電球型蛍光灯やLED照明が主流となります。

この3種類の照明の比較をしてみますと
60型白熱灯の価格は110円、同等の電球型蛍光灯が700円、LED電球が4000円。
白熱灯の寿命が1000時間、電球型蛍光灯が6000時間、LED電球が40000時間と
寿命と価格が同じ掛け算になっているところがちょっと不思議です。
このように時間あたりの価格では、3種類とも大体同じ価格になりますが
消費電力は白熱灯が54W、電球型蛍光灯が12W、LED電球が7.5Wと
ランニングコストと省エネ度では大きな差がつきます。
なるほど、ヨーロッパが白熱灯を禁止するわけです。

ちょうど、先週引き渡しをしたお客様がLEDスポットライトに興味をお持ちで色々と調べたところでした。結局価格的にまだまだLEDは高価なため、電球型蛍光灯スポットライトに落ち着きました。
実際使ってみると、以前の電球型蛍光灯のように明るくなるまで時間がかかったり、白々かったりすることはなくなかなか良い雰囲気でした。

(写真では白っぽい光に見えますが実際の光はもっと白熱灯に近いオレンジです。)

play toneでは、このような環境負荷についても考えながら
心地よいお部屋をご提案をしていきます。